今更ですが学科試験でとてもお世話になった速学について書いてみたいと思います。
- 今速学で勉強している人
- これから受験しようと思っている人
- 何を使って勉強したらよいかわからない人
私はこんな感じで勉強しましたという内容なので何か使えそうなネタがありましたらやってみてください。
速学を選んだ理由
はじめに速学を選んで勉強した理由は
- 一問一答形式で一問一問しっかり勉強したい
- より効率の高い勉強方法を探していた
- 資格学校のカリキュラムではなく自分のペースで先行して勉強を進めたい
- 過去問だけでなく自分なりの+αの勉強が必要だと感じた
↑↑↑これは初めて学科試験を受け不合格となった後、合格するにはどうしたらよいか考えた項目です。
(初受験は資格学校の通信教育でしたが、また次も資格学校にするという選択肢はありませんでした。)
資格学校では四択の問題を解いていましたが、理解したつもりになっていました。試験当日は自分の解答に自信がもてなくなり、理解が曖昧だったことに気付かされます。そこで一問一答形式で一問一問確実に問題を理解していこうと考えるようになりました。
また通信教育はWebで講義を視聴するのですが、これに時間がかかっていました。勉強時間のほとんどは講義の時間となり、過去問を解いている時間が少なかったのです。
そして資格学校のカリキュラムで進むため、試験直前にならなければ試験範囲全体の勉強が終わらないということも気になっていたので、独学で先行して進めたいなと考えました。
R3の計画の問題を解いた時に、わからない実例問題が多く、学校の言われた試験勉強だけしていてもダメだということを強く感じました。
勉強方法の詳細(初期)
8月に勉強初めて12月の年末までの勉強
- 毎日勉強を続ける習慣をつくる
- 問題の正答率はこの時点ではあまり気にしなくて良い
- 過去問の理解度を〇△×で整理する(厳しめ)
- 毎日の勉強が定着したら具体的な目標を決める(30秒/問)(300問/日)(2000問/週)
- どの科目、単元等、カリキュラム作成不要、お好きなところからどうぞ
勉強を始めたのは8月からでした。最初は毎日勉強する習慣がないので、不定期でしたが、毎日1問でも継続するという低めの目標を設定することで、勉強しない日をつくらないことに成功しました。それともうひとつ大切なのは、勉強を始めたばかりの頃は解答が間違っていても気にしないことです。よくわからなくても問題解けばOKと自分を褒めましょう。
↑↑↑毎日勉強する習慣ができてきました。このあたりで速学ユーザーにはひとつ目標が設定されます。
- 一週間2000問
- 毎日300問
- 一問当たりの所要時間30秒
これは合格する人はこれくらい勉強しているよ、という参考数値だそうです。簡単そうに見えますが、実際にやってみると結構つらいんですよ。。。
それでも12月頃までには毎週2000問解ける集中力や体力など基本的なコンディションが少しずつ整ってきました。そして中期からは問題の理解や勉強内容の方へ意識を少しずつ切り替えていく必要がありそうです。
勉強方法の詳細(中期)
1月から5月までの模試前後の勉強方法
- 一問一答で科目別、単元別に問題を解いていく
- 過去問一周する勉強スケジュールを組む
- 理解度△×問題は問題を解いた翌日と一週間後に復習する
- 慣れてきたら穴埋め問題に変更して理解度を深める
- 無料の公開模試を受験する
次は3月、4月、5月にある公開模試に向けて計画していきます。
このあたりで繰り返し問題を解いていると、あることに気が付きます。それは今まで正解していた問題も時間が経てばわからなくなる問題もあるということ。
私の場合、理解度〇問題は毎月一度は解いて忘れないようにしておく必要がありました。(これは個人差があるので、忘れないうちに再度問題を解くよう計画してもらえればいいと思います。)
そこで下記のように勉強スケジュールを簡易に作成することにしました。こうすることで、今日は何の勉強しようかなとダラダラする時間もなくなるので更に効率アップです。
そして理解度△×の問題については解いた翌日と一週間後にそれぞれ復習することで記憶に定着させていきます。自分が苦手な問題は一問一答ではなく穴埋め問題にしてみると更に理解が深まります。
これはやりはじめた時はめちゃくちゃ辛かったのですが、理解度△×を理解度〇にするためにはとても効果がありました。全ての問題を穴埋め問題にしては時間がかかりすぎてしまうので、ポイントを絞って穴埋め問題を取り組むのがよいと思います。私は法規や構造の理解度△×問題をメインに穴埋め問題にしてやっていました。
- 理解度△×の何度も繰り返し間違えてしまう過去問
- 模試で受験生の正解率が高いのに間違えてしまった問題の単元 など
模試の結果を見ながら、各科目ごとの勉強時間の配分を調整したり、特定の科目にフォーカスして集中的に勉強するのもいいと思います。私は最初に法規を重点的に勉強していたおかげで、法規の点数は伸びていたので、法規→構造→環境設備という順で勉強時間の配分を調整していました。
3回模試を受けると、なかなか得点がとれない科目や単元が見えてくるので、もう一度テキストを読んだり、過去問を穴埋め問題に切り替えてやってみるなど、理解を深めるようイメージして勉強していました。
注意したいのはなるべく今までの勉強をキープしつつ、不得意分野の勉強もするという事が大事になってくるので、バランス良く偏らないように注意しましょう。
この頃は、何か覚えると、何か忘れる時期なので、成績も伸びにくい我慢の時です。ここを耐えられるとグッと合格に近づきます。
勉強方法の詳細(後期)
6月から7月の試験までの勉強方法です。
- 構造の計算問題を毎日少量解く
- 法規の計算問題を毎日少量解く
- 法規の法令集を引く単元の問題を毎日少量解く
- 模試の間違えた問題を復習する
- 模試の解き直しをする
今まで月に一回解いていた問題を更に短い周期で解いていきます。問題数は多くなくてよいのですが、とにかく今まで覚えた問題を忘れないようにする勉強に切り替えます。
構造の計算問題や、法規の法令集を引いて解く問題などは一日一問でもよいので解くようにすると効果的でした。
理解度△×の問題も減ってくると思うので、余った時間で模試の復習を行うと効果的です。間違えてしまった問題を中心にノートにまとめたり、解き直しをしたりして一気にまとめていきましょう。(※ノートまとめに時間をとられてはいけないので注意。)
7月に入ってからは、新しいことはやらずに、今までやってきたことを中心に復習します。試験日のスケジュールと同じ時間で四択で過去問を通しで解いてみたり、模試を解き直してみたり、試験当日に自分のピークがくるようなイメージで追い込みかけすぎないよう注意していました。
単元別分析シート
本試験には合格点が設定されているため、各科目何点取るか、各単元で必ず得点したい問題はどれなのか等、ある程度計画しながら勉強を進めるとよいです。
そして自分の計画通り得点できたのかを自己分析してみましょう。
- 問題の難易度が高く答えられなくても気にしなくてよい問題
- 過去問の知識で答えられる問題だが、問われ方が違っていた問題
- ケアレスミスで間違えてしまった問題
など色々原因はあると思いますが、模試の結果を分析しながら、どの科目、どの単元を重点的に復習しなければならないかを明確にします。この単元別分析シートを活用して今の自分の学習状況を見える化しましょう。
私の場合は何が苦手か浮き彫りになりました。。。
- 【計画】実例の問題。。。なかなか覚えられない
- 【環境設備】空調、音響が少しでも問われ方を変えられると答えられない
- 【構造】計算問題が半分くらいしか解けない
- 【施工】地盤調査、土工事、山留工事がほぼ得点できていない
このような感じで本試験までの残り時間で、何を勉強するべきなのかわかったので、自分の苦手とする科目、単元の復習をしていきました。
計画の実例はYouTubeの動画をみて少しでも印象に残るようにしてみたり。
環境設備の空調はシステム図を書いてみたり、音響はテキストやインターネットで調べたり。などなど
総勉強時間と試験結果
最終的な勉強時間や試験結果などはこんな感じです。
※注.構造の解答が一問訂正が入り、27点ではなく26点でした。
施工が足切りギリギリですが、何とか合格することができました。自分で計画していた点数に近い状態で得点できたのが大きかったので、各科目での得点配分をある程度決めて進めるとよいと思います。
もちろん受験する年で難易度が変わるので、毎回同じにはならないのですが、例えば計画と環境設備で合計30点、法規と構造で合計50点など決めておくことで、本試験当日に解けない問題が出た時に、捨てて良いのか、何が何でも解答しなければならないのか等の判断もつきやすくなると思います。
試験勉強の内容だけではなく、試験自体を分析、研究することも重要だなと感じたので、問題の解き方や試験中の時間配分など、色々自分に合うやり方を探してみましょう。
↓↓↓これは当時なるべく点数がとれるよう試験ルールをつくったメモです。
一週目で正誤判断に迷った問題は、△印を入れて次の問題へ進みます。全ての問題が解き終わったら二週目に入り、△の問題を再度検討します。
これは一つの問題に時間をかけ過ぎないようにする為です。また二週目に再度検討することで、冷静に判断でき答えを導き出せたこともあったので、おすすめです。
同じように構造は計算問題を後回しにして、文章問題を先にがっつり解くことで点数が安定しました。
自分に合った問題の解き方で1点でも多くとれるよう工夫しましょう。