要点記述の勉強方法

一級建築士

要点記述ばっちりな人、まだまだ全然覚えられない人、それぞれのステップに合わせて書いてみようと思います。

初受験に近い人は“~どうやって勉強したらよいの?”から読んでみてください。
受験経験者である程度整っている人は“本試験にむけて”から読んでみてください。

製図初受験時には作図もエスキスも仕上がらなかったので、結果要点記述の勉強が疎かになり、本試験で解答した自分の要点記述は珍解答を連発してしまいました。。。

2年目はしっかり反省し、要点記述の勉強をコツコツ行い理解を深め、自分の言葉で計画の要点をまとめることで、しっかりと合格することができました。

それではどんな勉強をしたか振り返ってみます。

要点記述ってどうやって勉強したらよいの?

自分に合った要点記述の勉強方法を検討

課題で解くような長文は私は全く覚えられず、どうやって勉強したらよいか全くわかりませんでした。。。通っている資格学校のテキストや、課題で配られる解答例などをひたすら書いたり、録音して聞いたりしてましたが、その勉強方法がどうしても合わなかったのです。。。
そこで自分が覚えられるように要点記述の穴埋め問題ドリルを作成することにしました。

実際私が試したのはコチラ

  • 長文を分解して短めの文章にした
  • 用語数値などポイントになると思った部分を穴埋め問題にした
  • 簡単な絵を書き自分に補足説明した

要点記述の穴埋め問題ドリル作成

そんなこと言われても、穴埋め問題なんてつくっている時間ないよ。。。という方におすすめはコチラ↓↓↓

https://amzn.to/3YkCtwU

建築資格学院の雲母未来先生が独学支援してくれているテキストを活用しましょう。

長文を分解した短文になっているので、初受験の方には特におすすめです。

まずはテキストの該当部分をスキャンしてpdf化します。

次にアプリを使って穴埋め問題を作成していきます。実際に使ったアプリはコチラ↓↓↓

‎暗記マーカーLite
‎単語や文章を隠して覚えるアプリ”暗記マーカー”の機能を絞り込んだLiteバージョンです。√ 画像ファイル、PDFが利用可能です√ 正答率によってマーカーのカラーが変化します√ マーカー描画は水平/垂直固定や自動補正(PDF使用時)でアシス...

暗記マーカーLiteという無料で使えるアプリなのですが、これが使いやすかったです。

  • 穴埋めにした部分を自由に設定できる
  • グループ化することで解答部分を同時に開けられる
  • 正答率を色で表示してくれる
  • 正答率の悪いものを絞り込める

その日に解く問題のキーワードをサクッと穴埋めで隠すだけで、ずっと繰り返し使えてかなり便利なツールになりました。

実際の画面はこんな感じ↓↓↓  
計画↓↓↓

構造↓↓↓

設備↓↓↓

こんな感じで毎日コツコツ穴埋め問題をドリル形式で解いていくと、資格学校の課題を解いた時に書けるようになっていきました。

今年の大学課題は複合的な要素になっているため、過去問の要点記述も含め学習すると更に良いと思います。

サクッと振り返りたい方はコチラ↓↓↓

私はR5受験時にH24図書館の要点記述も同じように穴埋め問題化して、試験元から問われそうな内容を繰り返し練習していました。

こんな感じ↓↓↓

作図やエスキスばかり気になってしまいがちですが。。。
要点記述を勉強して理解が深まると。。。

  • エスキスが早くまとまる
  • 作図の精度が上がる
  • 図面に補足が書けるようになる

是非勉強してみてください。

ひたすら本試験まで繰り返す

要点記述は本試験でいかに早く思いついて書けるかがポイントとなるので、繰り返し練習しておくことが必要になります。
近年1時間以上かかる受験生が多い中で、これをサクッと1時間以内で書けるようになっておくことは、かなり有利になります。
計画、設備、構造と大きくは3つに分けられると思いますので、通勤時間などの隙間時間に日替わりで解いていきます。

(月) 計画
(火) 設備
(水) 構造
(木) 計画
(金) 設備
(土) 構造
(日) 資格学校

みたいな感じです。

本試験にむけて

本試験前にもう一度試験元からの発表を確認

これは受験経験者の方で、もう勉強があらかた整っている方におすすめなのですが。。。
試験課題が発表されたときの条件をひとつひとつ確認しながら、今の自分が表現できる部分は何なのか、本試験を予想しながら自分の解答を仮で準備しておくとよいです。

忘れてしまった方はコチラ↓↓↓

本試験を想定して自分なりの要点記述を準備しておく

実際に本試験で半分は自分で用意していた要点記述を使えたので、効果はあったと思います。

本試験直前にまとめたノートです。
まずは計画から↓↓↓

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周辺環境で公園、北側斜線、ユニバーサルデザイン関連で書架の配置や車いす使用者についてそのまま本試験で使えました。

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省エネに関しては太陽光パネル、LED照明、Low-Eガラスは除かれていたため、パッシブデザイン、タスクアンビエント照明などが使えました。

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施設の運用管理について問われた内容に関しては、こちらが使えました。

続いて設備↓↓↓

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先程と重複しますが、タスクアンビエント照明はこんな内容を書きました。

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空調計画は絶対に問われると思っていたので、どんな問われ方をしても書けるようにしておきました。

続いて構造↓↓↓

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閉架書架の構造計画について問われました。こちらも準備してました。

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去年は出ませんでしたが、免震基礎や目標耐震性能なども準備していました。今年は出てもおかしくないと思いますのでしっかり準備しておきましょう。

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構造種別・架構形式・スパン割りなどは出ませんでしたが、書架の間隔と柱ピッチが連動するようにできるといいと学習していたので、これは計画のほうで役に立ちました。

本試験で手を止めることなくスラスラ書けるかがポイントとなるので、事前にある程度準備しておくことが必要になります。
エスキスは簡単になっても要点記述が難しくなる近年の試験の傾向から、1時間以上かかる受験生が多い中で、これをサクッと1時間以内で書けるようになっておくことは、合格への近道になります。
今までの復習も含め、まとめてみてはいかがでしょうか。

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