受験歴と合格・不合格の違いを分析してみた(学科編)

一級建築士

「学科ってどうやって勉強してたの?」

一級建築士でお世話になった先生方によく聞かれます。。。

大手資格学校で勉強している時は不合格で、独学に切り替えたら合格できた為よく聞かれます。。。

不合格だった時と何が違ったのかを考えてみたいと思います。

※先に言っておきますが、これは大手資格学校を否定したいわけではありません。。。

自分に合った勉強方法はひとそれぞれありますということが伝われば良いなと思います。

受験歴と試験結果まとめ

R3 T社通信講座

計画   11/20
環境設備 12/20
法規   21/30
構造   17/30
施工   18/25

合計   79/125  →  不合格

R4 独学(速学一問一答アプリ使用)

計画   15/20
環境設備 19/20
法規   26/30
構造   26/30
施工   14/25

合計   100/125  →  合格

独学にしたほうが点数上がってる。。。2年目ってのもあるけど何がそんなに違ったの?

R3は8割くらい正解すれば合格圏に入る。。。のような漠然とした目標で勉強していました。

R4は各科目で目標点を設定し、その得点を取るために何を勉強するか明確にして勉強しました。

ちなみにR4の各科目の目標点数は以下のとおり

計画   14/20
環境設備 16/20
法規   27/30
構造   23/30
施工   20/25

合計   100/125

法規と構造の合計で50点くらい、計画と環境設備の合計で30点くらいを目標にしました。施工はなぜか勉強少なめでも点数はとれていたので8割くらいとれたらいいなくらいの感じで決めました。合計100点にしたのは100点を目指し結果少し下がって90点でもギリギリ合格。。。みたいなイメージで設定しました。深い意味はありません。

情報として法規・構造は近年基本的な問題が出やすいとのことなので、この2科目で加点するのが合格へ近づく方法です。R3では計画、R4では施工が難しく、この科目は試験元のさじ加減なところもあるので、何から勉強したらよいか不安な人は法規→構造→環境設備と勉強するといいと思います。実際R4この優先順位で勉強した事が合格できた要因だと思っています。

勉強期間と勉強時間の比較

R3 T社通信講座

勉強期間 R3.1.20~R3.7.20

勉強時間 765h(講義・問題演習含む)

R4 独学(速学一問一答アプリ使用)

勉強期間 R3.8.27~R4.7.23

勉強時間 972h(一問一答のみ)

+α(模試・WEB・書籍等での自習)

比べてみると少しずつ見えてくるのですが、R3は講義を受けている時間が多く、貴重な勉強時間を圧迫していました。。。確かに最初はテキストからというのもわかりますが、忙しい受験生にはもったいないように思います。

そして資格学校の学習ペースで進んでいくため、試験の直前になってからでないと試験範囲全体が見えません。これは初受験の時にかなり不安に感じていた部分です。

R4は講義の時間がほとんどありません、とにかく過去問を解きまくっていました。苦手な科目や覚えにくい問題のみWEBや書籍で調べることはありましたが、それ以外は問題を解くことで覚えていきました。

この勉強法だと試験範囲の全体が早い段階で見えてきます。何が苦手でどうゆう勉強をしなければならないか対策しながら勉強することができるのでとても効率的でした。

過去問と模試

R3 T社通信講座

過去問 3周

模試 1回

R3は過去問3周するのが精一杯でこの時は問題集が四択だったので四択で解いていました。模試もT社のものだけで他校の模試などは受験していませんでした。自分の中ではできる限りの勉強はしましたがやはりこれでは甘かったようです。。。

R4 独学(速学一問一答アプリ使用)

過去問 11周

模試 4回

R4は過去問は一問一答形式で11周していて、過去問からの出題はほぼ間違えないくらい完成度が上がっていました。そしてS社の無料で受けられる模試を3月、4月、5月と毎月受ける事で、自分の理解度を確認したり、勉強方法を見直したりすることができました。

まとめ

  • 各科目で目標点を明確にする
  • 講義を受けるより過去問を解く
  • 四択問題より一問一答形式を解く
  • 早期に試験範囲を把握することが大事
  • 模試は自分の理解度を確認するチャンス
  • 模試の結果をみて勉強方法を見直しする

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